インフォバーンKYOTOと言えば!ベスト5

wakataemi

こんにちは。インフォバーンKYOTOに入社して早一年が経ちました、エミリーです。
濃厚な時間を過ごさせていただいているためか、まだ一年しか経っていないんだなあというのが率直な感想です。

入社して間もない頃は、初めて足を踏み入れたWeb業界、そしてオフィス環境だったこともあり、毎日が驚きと感動の連続でした。本日はそんな一年前のフレッシュだった気持ちに立ち戻り、私から見たインフォバーンKYOTOについて、ランキング形式で書かせていただきます。

ベスト5:京都・季節を感じられる

jidai festival

インフォバーンKYOTOは、御池通りに面したビルの10階にオフィスを構えています。一面ガラス張りのオフィス内はいつも明るく、快適なオフィス空間で働かせていだたいています。さらに数か月前の席替え以降、アルバイト席は窓際になったので、日が短くなったり御池通りの脇木が赤く色づいてきたりなど、季節のちょっとした変化にも気づけてとても楽しいです。

また先月22日には、時代行列の鑑賞をすることができました。この日は京都三大祭のひとつである時代祭が京都平安神宮で行われており、御池通りはその巡行コースにあたっていたため、休憩時間にその模様を見ることができたのです。終始流れてくる独特のBGMと馬の鳴き声(多分録音)を聞きながらのデスクワークも格別でした。

ベスト4:愉快で陽気でアットホーム

何と言っても支社長である井登さんが最も愉快です(笑)京都支社の明るい社風は井登さんあってこそだと思います。また全員が常に顔を合わせられる規模感と密接なコミュニケーションもその要因になっているのかもしれません。

……が、これといったエピソードがないため以上です。

ベスト3:情強集団

教えてもらったリラックス法をみんなで実践中

教えてもらったリラックス法をみんなで試しているところです

情強集団。私が最もこう感じるのは、御池シンポジウムです。インフォバーンKYOTOでは、週に一度「個々が抱えている案件」と「最近の関心事や出来事」について、社員同士で報告し合う情報交換の場が設けられています。それが御池シンポジウムです。現在私は出勤曜日の関係上、参加する機会はなくなっていまったのですが、毎週30分~1時間程度で開催されています。

少し前まで、私も毎週のように御池シンポジウムに参加していました。社員さんが提供してくださる話題は、仕事に関するメディアの話から始まり京都のおいしいお店やイベント情報に至るまでさまざまです。しかし私はそれらの話に全くついていくことができず、いつも聞き役に徹していました。そんな中でも他の社員さんの食いつきはよく、毎回あらゆる方向に話が展開されていました。私はこれが学生と社会人のコミュニケーション能力の違いなのかとただただ圧倒されていました。

インフォバーンKYOTOのみなさんは、揃って多くの引き出しを持っておられます。常に最新の情報をキャッチしておかなければならない業界だからということも大きいのかもしれませんが、興味や知識の幅、深さは、本当に見習いたいものです。

ベスト2:横文字が飛び交うオフィス

これがグローバル社会?! 入社当時、私はそんなことまで思っていました(笑)オフィス内で使われている言葉はもちろん日本語ですが、聞きなれない横文字(カタカナ語)で構成される会話の数々に、衝撃を受けずにはいられませんでした。英語が苦手な私には、もはや単なる英単語なのか業界用語なのかすらわからない始末で、こっそりわからない単語をメモしては意味を調べていたのを覚えています。

IBK Best 5

これは私がインフォバーンKYOTOでお世話になるまで知らなかった業界用語の一例です。Web業界で働いている方にとっては日常的に使用している単語ばかりで、逆に日本語で表現することの方が難しいのかもしれません。しかし、私が社内で初めて「ローンチ」という単語を聞いたときは、打ち上げる? ん? 何を?...本当にこんな状態でした(笑)一年経った今、ようやく社員さん同士の会話がすんなり入ってくるようになりホッとしています。

ベスト1:御池+芝生=おしゃれ

balance ball

インフォバーンKYOTOと言えば! やはりおしゃれです。働く人もオフィス環境も、とにかくみんなおしゃれなんです。御池という立地、10階にある開放的なオフィス、芝生の上で行われるミーティング、時にはバランスボールに乗っておられる社員さんまでいたり。

会議室は貴船、定例ミーティングは御池シンポジウムという愛称で親しまれ、このようなおしゃれな響きや慣れない環境を一年経った今でもとても新鮮に感じています。

このブログ内で名乗っているエミリーという愛称もある社員さんに付けていただきました。最初の頃はなかなかピンとこなかったものの、今ではとても気に入っています!

まとめ

どうでしたか? あくまで主観的なランキングですが、少しでもインフォバーンKYOTOの雰囲気を知っていただけたなら嬉しいです。長々と書いててなんですが、結局どれも1位の “おしゃれ” に収束されそうですね(笑)

以上、エミリーから見たインフォバーンKYOTOベスト5でした!

新製品は誰に売ればヒットするのか
【イノベーター理論2】

shinomiyayuki

こんにちは。シノミーです。今回も僕の大学での学習テーマである【イノベーションマネジメント】について、学んできたことを紹介させていただきます。
>> 前回の記事はこちら

前回はイノベーター理論を用いて、「新製品の普及が進むにつれ、その製品を買う人が変わっていく」という話をご紹介しました。今回はそのイノベーター理論の中で「実際に新製品を売る際にどの層が一番重要か」つまり「新製品は誰に売ればヒットするか」ということを考えていこうと思います。

普及率16%の論理

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以前お伝えしたとおり、イノベーター理論では、新製品の普及が進むにつれ、その製品を買う人の特性が上図のように変化していくとされています。では今回は、このイノベーター理論の図と「各時点での製品の普及率」を合わせて考えてみましょう。
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上図はイノベーター理論の分布図にその時点での製品の普及率のグラフを重ねたものです。この図から、アーリーアダプターの層を超えた時点(約16%の普及率)から、製品が急速に普及していくことがわかると思います。これは次の購入層であるアーリーマジョリティが非常にボリュームの大きい層であることが原因です。つまりアーリーアダプターに製品を買ってもらうことは、その製品を広く普及させる上で非常に重要になってくるのです。

またアーリーアダプターが非常に重要である理由はもう1つあります。それはアーリーアダプターはいわば「自動広告塔」であるということです。一般に、「アーリーアダプターは、他の人々(特に次の購入層であるアーリーマジョリティ)に対して大きな影響力を持っていることが多い」とされています。これは、アーリーアダプターが①製品があまり普及していない早期の段階で、使用した感想を発信しはじめること、②いつも早い時期に製品を買うため、オピニオンリーダーとして注目されているような人が多く、意見の影響力が高いこと③より早期に製品を買うイノベーターに比べ人数が多く拡散力があること、が原因です。そのためアーリーアダプターに商品を届けて満足してもらうことができれば、彼らが勝手に広告塔となって商品を宣伝してくれるというわけです。

以上の2つの理由から新製品ヒットの鍵を握っているのはアーリーアダプターであると言えるでしょう。

ネット時代のアーリーアダプター

この理論は1960年代というインターネット未発達の時代に生まれたものであるため、ネット上で「(リアル世界において)周りに製品を持っている人がいなくても」製品の評判を確認できたり、それによって爆発的に製品が普及しうるような今の環境は考慮されていないと考えられます。しかしこのようなネットの時代においては、アーリーアダプターのような「早期に製品を買った人の影響力(拡散力)」はより強くなったと言えるのではないかと個人的には思います。新製品を売る際は、「現代のアーリーアダプター」を正確に特定し、彼らにフォーカスしたマーケティング施策を考えることが大事かもしれませんね。

キャズム理論

さて、ここまでロジャーズ教授のイノベーション理論に基いて「新製品を売る際にどの層が一番重要か」という話をしてまいりましたが、実は「ハイテク製品においては、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に大きな溝(キャズム)が存在するため、アーリーアダプターに製品が売れてもそこからヒットしていかない」ということが別の経営学者によって指摘されています。
次回はこの点について詳しく紹介していきたいと思います。

デザイン人間工学って?

wakataemi

はじめまして。半年前にアルバイトとして入社した新しい見習い小僧、エミリーです。現在は京都の女子大学に通っています。どうぞ、よろしくお願いします。

今回は、私が所属するゼミと研究領域について紹介します。

はじめに

私はゼミで、デザイン(画面、サービス、UX)や人間工学を中心に、その周辺領域であるマーケティングや統計など、幅広い分野を学んでいます。また、個人研究として取り組んでいるのは、「デザイン人間工学」のフレームを用いた製品やサービスの分析・評価です。

そして私たちのゼミでは、研究成果を学会や研究報告会で積極的に発表しています。インフォバーンKYOTOとの出会いも、元をたどれば京都支社長がゼミの研究報告会に足を運んでくださったことがきっかけです。このありがたいご縁と環境に感謝して、これからもゼミとアルバイトと小僧ハウスと。全力で精進して参ります!

デザイン人間工学って?

前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です。

そもそも「デザイン人間工学」とは何なのでしょうか。ここでいうデザインとは、造形を中核とした狭義のデザインではなく、1つのシステムやサービスとして考える広義のデザインを指しています。そして人間工学とは、人間とシステムの調和を考える科学的な学問です。その種類は、以下の身体系、認知系、組織系に分けられます。

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しかしながら、多くの人が「人間工学=身体系」「認知工学=認知系」というイメージを持っており、しばしば人間工学は古い学問だと認識されているようです。

人間工学はコンピュータが普及していない時代(1956年ごろ)から存在するため、身体系へのニーズが高かった時代の印象が強いのだと思います。しかし実際は「もの(物)」から「こと(情報)」へ、「使いやすさ」から「分かりやすさ」へという時代の流れにしたがって、人間工学が扱う領域も身体系から認知系へと、検討すべき領域のウエイトをシフトしてきています。したがって、人間工学は決して古い学問ではなく、むしろこれからますますニーズが高まると期待されているのです。

aboutergonomics2

そして今までは、デザインと人間工学は別々に考えられていましたが、ものづくりが複雑かつ高度になり、製品そのもののデザイン検討だけでは追いつかなくなってきました。ものづくりをシステム全体のしくみやサービスとして考えなければならない現在、人間工学の知見なしでデザインをすることはほぼ不可能なことだと言えるでしょう。

そこで人間工学をデザインの土台として位置付け、デザインと人間工学の領域を統合することによって、論理的にアプローチしていこうというのが「デザイン人間工学」なのです。

まとめ

私の拙い説明で恐縮ですが、「デザイン人間工学」の考え方について少しはご理解いただけたでしょうか。
次回以降は、人間工学に纏わる事例や豆知識の紹介と京都オフィスでの学びについて発信していきます。お楽しみに!

見習い小僧ブログリニューアル & 後輩小僧へのバトンタッチ!

見習い小僧

4月も中盤となり、やや時期を逃してしまった感のあるこのタイミングですが、小僧ブログについて2つ発表があります!

その1 初代・見習い小僧、引退。引き継ぎへ!

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小僧ブログは2011年の開設時、当時まだ新卒入社前のインターンだった私が、仕事で学んだことをブログとして残していこうということではじまりました。同時にインフォバーンKYOTOの情報を発信し、インフォバーンKYOTOに興味を持っていただいた方の参考になればと考え、これまで更新してきました(ここ最近はめっきり更新できていませんでしたが・・・)

早いもので、見習いとしてこのブログを始めてもうすぐ4年になります。いつまでも「見習い」と自称してもいられません。さらに、インフォバーンKYOTOにはたくさんの優秀な若手メンバーが入社してきてくれています。

そこで今回、小僧ブログの運営を3名の後輩に引き継ぐことにしました。

その2 『小僧ブログ』開設以来の大リニューアル!

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そして、ご覧いただけばおわかりいただけるかと思いますが、小僧ブログを引き継ぐにあたってブログのデザインとコンセプトを大幅にリニューアルいたしました!

リニューアル後のブログタイトルは『小僧ハウス』

小僧ハウスについて、まずはリニューアルしたブログの『ABOUT』から引用します。

小僧ハウスは、インフォバーンKYOTOで働く3人の見習い小僧達が、各自の目線から学んだことや感じたことをお伝えしていくブログです。Webに関する書籍の書評やイベントレポート、各自の興味分野(大学での専攻テーマ等)の中からWebの仕事に役立つことを中心にご紹介していきます。また、ときにはインフォバーンKYOTOの裏側などもご紹介していけたらと思っています。

引用:About KOZO HOUSE |

小僧たちが集うシェアハウス『小僧ハウス』には現在、さりー、しのみー、えみりーという3名の小僧が住んでいます。みんなインフォバーンKYOTOのインターンとして、既に様々な場面で活躍してくれています。

大学ではそれぞれ全く別のことを勉強している3名の住人たちは、これから小僧ハウスでどんな記事を更新してくれるのでしょうか?乞うご期待です。

これからも、時々見に来てくださいね〜

最後に・・・

最後に個人的な話で恐縮ですが、このたびインフォバーンを卒業することになりました。

前述のとおり、自分にとって小僧ブログは、勉強したことをひとつずつ残していく場所であり、いろんなことを学ぶ度に「これをどう伝えようか?」と整理するきっかけを与えてくれました。インターンの頃に立ち上げを任せてもらったので、自分にとっての初仕事とも言えるもので、非常に愛着があります。

今後は3名の後輩が、それぞれの知見を活かしたいろんな記事を更新してくれると思います。OBとして密かに楽しみにしつつ、もしかしたら時々この場にも顔を出すかもしれませんので、その時はどうぞよろしくお願いします。

あけましておめでとうございます。2015年のインフォバーンKYOTOは・・・

見習い小僧

あけましておめでとうございます。そして小僧ブログの更新がご無沙汰どころの騒ぎではなくなってしまいました(汗)

さて、本日は2015年初めての出社日ということで、全員で(今日来ていない業務委託やアルバイトの3名を除く)初詣に行ってきました。オフィスから徒歩3分のところにある御所八幡宮さんでのお参りは、支社開設以来毎年の恒例行事となりましたが、今年は初の全員正装。ピシっとキメてきました!

今年もインフォバーンKYOTOは、ウェブやコンテンツ、UXコンサルティングといった領域で、関西を中心とした幅広いお客様のお役に立てるよう、精進していきます。なにかご入用の際には、ご遠慮なくお問い合わせください。

> 株式会社インフォバーンへのお問い合わせ

また、一緒に働いてくれるメンバーも引き続き募集中です。

上記各ポジションで募集をしていますので、ピンとくる方はご連絡ください。

 

小僧ブログリニューアル予告

そして、小僧ブログのリニューアル計画をこっそり進めています。

そう遠くない未来にプチリニューアル&体制変更をしますので、もう少し更新頻度の高いブログに出来るかと思います。リニューアルが完了しましたら、また時々見に来ていただけましたら幸いです。

それではまた!

東京レポートその1 新社屋の東京本社に行ってきました!

新年あけましておめでとうございます!(もう10日も経ってしまいましたが……)

2014年もインフォバーンKYOTOと、小僧Blogをよろしくお願いいたします。2014年1回目は、サクタがお届けします。

 

2013年の小僧Blogは、加速と減速を繰り返す燃費の悪い走り方をしてしまいましたので、2014年は低燃費で安定的な走りをお見せしたいと思います。役立つ情報や、ちょっとした小ネタ、イベントレポートなどなど。たっぷりご紹介していきますのでお楽しみに!

 

年が明けたばかりなんですが、2013年年末のお話を。

インフォバーンは2013年に15周年を迎え、東京本社はとってもオシャレな新オフィスに移転いたしました。京都のメンバーはなかなか本社へ行く機会がないので、どんな感じなんだろう…と想像を巡らせていたんです。

そんなところへ、今年の納会は渋谷のライブハウスを貸し切って、“インフォバーンFES”を開催するという吉報が! 京都のメンバーも全員参加ですので、年末の仕事納めは東京本社へ出勤することになり、せっかくだからこの機会に、東京本社を見学&レポートしたいと思い立ち、2014年最初の記事を投稿している次第です。

(京都メンバーもステージに立った、FESの様子は次回レポートします!)

なにか楽しいことがありそうな予感しかしない、インフォバーン本社の様子を、ちょっとですがご紹介いたします。

 

まずトップの写真は、本社の正面から撮ったもの。自分が働いている会社とは思えないオシャレさに、かなりビビってしまいました。(どこから中に入っていいのかわからず、通りすがりの弊社代表に、オフィス内へ連れて行っていただくというハプニングも……)

 

ネオンサインのすぐ下のガラスには、アーティストの方に書いていただいた、偉人の名言が。これは『マネジメント』でおなじみの、ドラッカーの言葉です。

 

エントランスでは、弊社代表・小林の著書などをご紹介しています。木組みの壁のデコボコ具合も、なんともオシャレです。とても明るく、あたたかみがあり、ホッとする空間です。

 

中に入るとこんな感じです。中央にミーティングスペースがあり、その周りに大小あわせて5つのミーティングルームがあります。正面に見えている扉は、グループ会社「dijimo」のオフィスです。お伺いした日がちょうどローンチ日だったそうで、超多忙な中ご挨拶をさせていただきました(ありがとうございました!)

 

ミリタリーシャツをリメイクしたクッションがあったり……(すわり心地抜群のソファーでした!)

 

イベント開催時などに、ドリンクやフードを提供できるカウンターも完備。ちなみにカウンターの下にちらっと見えているのは、スティーブ・ジョブズの名言です。こちらもステンシル作家の方に、ペイントしていただいたものだそうです。

 

それがこちら。有名な言葉ですね。

 

5つのミーティングルームには、それぞれに名前がついています。どれも世界のパワースポットにちなんでいるそう。わたしが伺ったタイミングが悪く、全てのお部屋をご紹介できず申し訳ありません……。

 

こんなところにもステンシル! 全部でいくつあるのか探すのも楽しいかもしれません。仕事を忘れて没頭してしまいそうです。

 

インフォバーンのオフィスには、“道”にちなんだアート作品がたくさん飾ってあります。

インフォバーンという社名には「情報(info)の道(bahn)」という意味があり、道の上を歩く作品ひとつひとつに、「これからも情報の道を、前へ前へ進んでいこう!」という想いがこめられているのです。

 

このお話をうかがって、2014年、さらにその先も「情報の道」をズンズン進んでいけるような会社をつくっていかなければ、と決意を新たにしました。

案内してくださった、本社広報の田山さん。本当にありがとうございました!

 

次回はとんでもない盛り上がりを見せた、インフォバーンFESの様子をお届けしますね! どうぞお楽しみに!

 

『ゼロからの地元メディアづくりに挑戦!運営者と学ぶ今とこれからの価値を産み出すノウハウ』(多分)最速レポート

見習い小僧

なかなか小僧ブログの更新に手が回らず、久しぶりの更新となってしまいました。今日は11/29にロフトワークさんの京都支社で行われたOpen CUイベントシリーズ『ゼロからの地元メディアづくりに挑戦!運営者と学ぶ今とこれからの価値を産み出すノウハウ』の参加レポートを書きます(なんかロフトさんのイベントレポートばっかり書いている気が・・・笑)。

まず参加者の多さと熱の高さをお伝えしない訳にはいきません。用意された約35席はほとんど埋まっていました。更にその中の8割くらいは自分でメディアを運営している方のようで、最も遠くから来ている人は倉敷からいらっしゃっていたそうです。岡山県!遠いけど岡山発信のメディア面白そう!

 

今回のイベントについて

さて、今回のイベントは“地域メディア”がテーマでした。僕は地域にもメディアにも興味があって参加したのですが、モデレーターを務められたロフトワークの森内さん曰く、このテーマを選ばれた理由は4つあったそうです。①個人メディアの影響力が高まってきたから。②スマートフォン全盛の時代になってきたから。③ローカル志向が高まってきたから。④地元にはパワーがありあまっているから。

それらをふまえて今回登壇されたのが次の3名。まず地域密着型のWebマガジンで月間100万PVを稼ぐ『枚方つーしん』編集長の本田さん。開始1年で13,000人のファンを獲得したFacebookページ『しがトコ』運営の林さん。最後に岐阜県の恵那・中津川地区でオンパク型イベントを企画されている『恵那山麓博覧会[えなか] 』運営の園原さん。三者三様の発信をされていたので、セッションはとても興味深いものになりました。

以下、簡単にお三方の取り組みをまとめます。

 

登壇者&プログラム

まずはじめに登壇したのが枚方つーしんの本田さん。本田さんのお話で一番興味深かったのは、コンテンツの運用方針。本田さん曰く「街を歩いていて「あっ」と気づくこと、気づいてそれを友達に話したくなるかどうかということを、そのネタを記事化するかどうかの判断基準にしている。」とのことでした。

ご本人が元芸人さんということもあって、面白いかどうかの目利きは一般人には真似できない部分もあるのでしょうが、「そのネタは友達に話したくなるかどうか?」という選定基準は具体的でわかりやすく、自分も実践してみたいなと思いました。

>>『枚方つーしん』へ

 

次に登壇したのがしがトコの林さん。林さんからもコンテンツの運用方針の話がありました。こちらはFacebookの特性もあって、特に写真にはこだわっているのだそう。「シェアしたくなるかどうか?」を、掲載するかどうかの判断基準にしているとおっしゃっていました。

ではシェアしたくなる写真とは具体的に何か?林さん曰く、読者にとって“ちょっと知らない情報”の投稿だとシェアされやすいそう。このFacebookページは、都心の女性をターゲットに運用されていることもあり、実は誰もが知っているひこにゃんや近江牛の写真より、都会の人が普段あまり目にしない滋賀県の広大な田んぼの写真のほうがいいね!数が伸びるといった現象も起きるみたいです。

因みにしがトコのFacebookページはエンゲージメント率が非常に高く、各投稿が平均で25,000人にリーチし、2,500いいね!を獲得しているそうです。ファン数約14,000人(2013年11月現在)に対してこの数字は驚異的です。

>>『しがトコ』へ

 

最後はえなかの園原さん。園原さんの発表で個人的に面白かったのは、彼女達のチームがオンパクという手法でイベントを企画されていたこと。オンパクは大分の別府温泉で始まったイベント企画手法のこと。地域の魅力を再発見するために、その地域の人が協力して企画するイベントで、1年のうちのある期間だけに集中して多数のイベントを開催するのだそうです。

詳しくはウェブサイトを見て頂きたいのですが、えなかさんでは今年、10月〜11月の2ヶ月間で60ものイベントを実施されたそうです。とりまとめの苦労を想像しただけで、僕は燃え尽き症候群になりそうです(笑)。

>>『えなか』へ

 

感想

今回もまた、とても学びになるイベントでした。小僧ブログではあまり伝えきれていない気がして悔しいのですが、交流会含めて様々なメディア運営のリアルな事例を伺うことができ、共感することあり、アドバイスしてもらうことありの充実した時間となりました。

それから今回は、講演と同時進行でグラフィックレコーディング(上図)がされていました。これは講演の内容をリアルタイムで・且つわかりやすく図にまとめていくという手法で、海外のイベントでは多くなってきているようなのですが、僕が参加したイベントでは初めて見た試みでした。最終的に出来た図がわかりやすくて感動!こういうところは是非真似させて頂きたいです。

ということで以上、『ゼロからの地元メディアづくりに挑戦!運営者と学ぶ今とこれからの価値を産み出すノウハウ』のレポートでした!

>>小僧ブログとは?

>>KYOTOで、コンテンツディレクター(編集者)募集中

 

【小ネタ】Perfumeじゃないけど、わたしもマッピングされたい!他

先日までの暑さが嘘のように和らぎ、ちょっとだけ秋の風を感じる御池通から、今回もサクタ(引き続き愛称募集中)がお届けします。夏が戻ってきませんように。いっそのこと、秋も通り越して、このまま冬になりますように。

長々と私の近況を報告しても仕方ないので(ヤナギブソンに言わせると「誰が興味あんねん!」)、早速小僧Blog編集部がピックアップした、小ネタを3つご紹介いたします。

 

1.丸顔の人も面長の人も、あなたの顔がスクリーンに!

 

 

YouTube Preview Image

建物や空間に映像を映し出す「プロジェクションマッピング」という技法が、様々な場面で用いられるようになりました。東京駅丸の内駅舎の事例などは、大きく報道されましたし、ご存じの方も多いと思います。大きなものや空間に投影するイメージが多い「プロジェクションマッピング」ですが、“人間の顔にマッピングする”という脅威の技術を編み出した方々がいらっしゃいました。perfumeのライブ演出などで有名なクリエイター集団・ライゾマティクスです。

パフォーマーの顔の上に映像が映され次々変化する様子は、今まで見たことが無い映像表現でとても新鮮です。特殊メイクではできない表現も可能ですし、今後様々な場面で活用されていくのではないでしょうか。ワタシなら、スター・ウォーズのダース・モールの顔にしてほしいです。

※マッピングの様子は1分25秒頃です!

 

2.テクノロジーを復興に活かせ!

 

東日本大震災から、もうすぐ2年半。復興がなかなか進まず、津波の爪痕が残っている地域も多いといいます。しかし、復興のために今も多くの方が活動されています。

つなっぷ」というアプリをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。これは「復興活動をテクノロジーで支援したい!」という理念のもと発足した「東北 TECH 道場」の、石巻道場で開発されたアプリです。津波時のデータを収集し、津波の高さを記録したり、情報を引き出すことができるのだとか。「つなっぷ」は石巻市限定のアプリですが、日本全国の津波の危険がある地域にこんな活動が広がっていくといいですね。

京都市に津波は来ませんが、木造建築が多いので、震災の時は火災への対策が重要になってきます。インフォバーンでも、災害に備えて、そんな活動できないかしら。

 

3.Joyeux anniversaire!Debussy!

 

「お誕生日おめでとう!ドビュッシー!」ということで、最後にこちらをご紹介。

8月22日は、フランスの作曲家・ドビュッシーの151回目の誕生日で、その日のGoogleの検索トップ画面は、「月光」とともにステキな映像が流れるというものでした。窓の光や街灯が、音と連動して点滅します。

「今日は何の日?」的なこのおもしろデサインの数々は“Doodles”とよばれています。それぞれのDoodlesの製作に至るまでの経緯、使われている技術、製作のこぼれ話まで(ちなみに今回の制作者は、妹さんに手伝ってもらったそうです)公開されているのです。ワタシは今回ドビュッシーのデザインを見て初めてそのことを知りました。こんな裏話を知れば、Google検索のトップページを見るたび、毎日の検索がちょっぴり楽しくなるかもしれません。

ちなみにワタシがおもしろいなと思ったのは、江戸時代の俳人・小林一茶の誕生日のデザインに、ちゃんと「カエル」が使われていたことです。制作者は日本人ではないのに、とても芸が細かいことに驚きました!

 

毎週金曜日に開催される“御池シンポジウム”。すでに60回以上開催されていますが、メンバーからネタ切れの気配は感じられません。日々新しい情報や技術に目を向ける姿勢が、染み付いているということでしょう。

次回はどんなネタをお届けできるでしょうか。どうぞお楽しみに!

 

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実は8月16日、小僧ブログはひっそりと立上げ2年になりました。

その間にめちゃめちゃ頑張って更新した期間もあれば、全然更新が出来なくなる期間もありました。僕だけでなく、他のアルバイトにも時々記事を書いてもらってきました。「レスポンシブデザイン対応」みたいなウェブトレンドを真面目に追ってみたときもあれば、「コンビニおでんのサイトを紹介する」というようなくだらない記事が続くこともありました。とにかくあっという間としか言いようのない2年間でした。

・・・節目ということでなんとなく振り返ってみましたが、特にリニューアルしたり、小僧ブログをやめたりする予定はありません!これからもこんな感じで、緩くインフォバーンKYOTOのことをご紹介するサイトを続けて参ります。

最近記事を書いてくれているサクタさん(愛称募集中)とともに、もう少し定期的に更新できる体制づくりを進めている最中ですので、これからも小僧ブログをよろしくお願いします!

 

追伸
8月16日、京都では毎年恒例の五山の送り火が行われました。祇園祭もいいけれど、送り火もたまらないですよ!京都におこしやす~。