紅葉シーズンに向けて気になる、創業100年を超す京都老舗旅館のWebサイト5選

見習い小僧

10月もあと1週間。11月になれば紅葉シーズンがやってきます。先日の記事でも書いたように、秋になると京都は観光客で一段と賑わうので、個人的にはとても好きな季節です。日本人も外国人もいろんな人がいる街って、自分次第でいろんな人に出会えるじゃないですか。

そんな京都の外から来る人はみな、京都内のどこかに泊まるわけですね。いろんな宿泊施設がありますけれど、京都と言えば歴史と伝統の町なので一生に1度くらいは老舗と言われる旅館に泊まってみたいですよね。ということで今回は創業100年を超す京都の老舗旅館のWebサイトを探してみました。取り組みは旅館によって様々。必見です!

 

1.要庵西富家

要庵西富家さんのサイトは、とてもシンプルなデザインです。ほとんどFlashのサイトになっていますが、いくつかのページのみ別に制作されているようです。予約に関するページはありますが、予約自体は電話のみで受付されているようです。

『京都要庵歳時記』というブログを更新されているのですが、画像を多く載せた記事が高頻度で更新されていて、ご主人と女将さんの人柄が伝わってきます。また、外国人向けには英語のページを用意し、旅館の歴史や設備、料理について触れています。

 

2.晴鴨楼

晴鴨楼さんのサイトは、一見クセはありますが旅館サイトに必要そうな要素(コンテンツ)は一通りそろっている印象。宿泊予約もサイトから直接することができます。また、気になるお風呂や客室の写真、アメニティ情報もばっちり!

京都の基本的なイベント情報を掲載したページは親切ですね!外国人向けの英語ページもちゃんと用意されています。全体のデザインとしていわゆる今風のシュッと整ったサイトではありませんが、必要十分。旅館でのユーザー体験に自信があるからこそ、変にサイトを小細工しなくても・・・ということなのかもしれませんね。

 

3.懐石・宿 近又

懐石・宿 近又さんのサイトはメニューがわかりやすく、動くメインビジュアルも魅力的で大きな写真が多いです。時期に合わせておせちの予約を受け付けていることをバナーでお知らせしている点も「更新されている」という安心感がありました。

コンテンツ面で、調理場のスタッフを1人1人顔つきで紹介をしている点に親近感を覚えました。調理場で働く人って泊まりに行っても会えないですから、ある意味サイト限定感がありますね。掲載されているみなさんが、これまたいい笑顔なんです。お客さん的には、そういうのいいですよね!言語も日本語以外に英語、中国語、韓国語に対応していて、特に英語のページは今回挙げた旅館サイトの中でもかなりの充実度。

オンラインショッピングにも取り組んでいる所を見ると、きっとどなたか積極的な担当者の方が中にいらっしゃるんでしょうね。素敵!

 

4.柊屋旅館

柊屋さんのサイトも、お客さん的に旅館に求めるコンテンツはそろっています。部屋の写真を見ていると、「一度は泊まってみたい」という気持ちになります。予約もサイトから直接出来ますし、外国人向けの英語対応もほとんどすべてのページで完了しています。交通案内ページで各交通手段から旅館にたどり着く方法を個別に書いているのが親切ですね。

 

5.俵屋

柊屋さんの向かいにある俵屋さん。こちらも京都の老舗旅館として知らぬ者はいないというほど有名な旅館さんですが、自前のWebサイトはどうやら持っていない様子。晴鴨楼さんのコメントの中で書きましたが、旅館での体験自体に自信があるからこそ、サイトなんぞなくても・・・という考えもあるのかもしれませんね。

とはいえ「俵屋 京都」で検索すると、トリップアドバイザー食べログに様々な利用者コメントが掲載されていたり、個人ブログでも「憧れの俵屋に泊まった!」的な好意的な記事が多数。自分でサイトを持たずともネットで存在感を示す俵屋、恐るべしです。

 

以上、5つの京都老舗旅館のwebサイトを見てきましたが、以前やった『京都の寺社の、見やすい2サイトと動きがかっこいい2サイト+おまけ』まとめの時よりは最先端感はありませんでしたね。とはいえそこは好みもあるので、「最先端だからいい!」「いまどきデザインじゃなきゃダメ」という気は全くないですが、もしサイトリニューアルをお考えの際は、インフォバーンKYOTOへご一報くださいね!お待ちしてます(はーと)

 

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